小島武夫:勝っているときに守りに入らないこと
最強の勝負師の一人、ミスター麻雀小島武夫。その言葉には傾聴の価値がある。
ここで重要なのは、勝っているときに守りに入らないこと。「守ろう」という気持ちを持たず、平常心で「戦い続ける」という姿勢を保たないと、必ず悪い結果につながります。
1回、2回の失敗でくじけちゃいけない。負けたことが経験になって、そこから強くなっていくという考え方をしてほしい。勝負事でも、最初の1回、2回に負けたからといって弱気になっていたら、ずっと負け続けることになってしまいますよ。
負けても「これはいい経験だ」と冷静に受け止める、それが次につながります。強気と臆病のバランスのいい人が、勝負事には一番強い。攻めることばかり考えていると、周囲の状況が見えなくなって調子が狂ってしまいます。臆病と大胆な攻めのバランスをうまく取る経験を積んでいくことで、長く戦える技量が身に付くんだと思います。
特に若いうちは「負け」によって学ぶことも必要です。勝負は「負け」から始まります。人生の中で、すべての「負け」を避けようと逃げ続けることなんてできません。(若い人も)それを知らなければならないと思います。
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