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2009年2月20日 (金)

パブリック・イメージ・リミテッド:カルト化するニューウェイヴ

PiL:The Flowers of RomanceNew Wave #9.Public Image Ltd. : The Flowers of Romance

アラーの叫び声を聞いたとき、あまりの衝撃に何が起きているのかわからなくなった。「フラワーズ・オブ・ロマンスThe Flowers of Romance」の衝撃はこうして始まった・・・

パブリック・イメージ・リミテッドPublic Image Ltd.の「フラワーズ・オブ・ロマンス」は衝撃的だった。パーカッション主体のアフリカン・ビートは重いリズムを刻み、ノイジーなギターとジョン・ライドンの呪術的な叫びが絡む。アニミズムの儀式に立ち会うかのような気分に襲われる。凝った書体で印刷された呪文のような歌詞は、ロートレアモンの『マルドロールの歌』を彷彿とさせ、現実世界を鋭く切り裂いていく。「フラワーズ・オブ・ロマンス」は、今までに聴いたことのないアルバムだった。

フラワーズ・オブ・ロマンス」は、1981年の文句なしのベスト・アルバムだった。そしてその衝撃は何だろうと思ったとき、ワシの頭には一つの単語が浮かんだ――カルト!

カルト化するニューウェイヴ――この流れは存在したように思う。典型的なのは、サイキックTVPsychic TVだ。

Psychic TV:Force the Hand of Chance サイキックTVを率い、その前身であるスロッビング・グリッスルのリーダーだったのが、ジェネシス・P-オリッジ。ジェネシス・P-オリッジは、「テンプル・オブ・サイキック・ユース」という教団を結成してしまう。

スロッビング・グリッスル(「脈打つ軟骨」という男根の隠語)自体が、そもそもカルト性を強く帯びていたバンドだった。スロッビング・グリッスルは、自らの音楽を“インダストリアル・ミュージック”と名づけ、工業化社会をテーマとして、具体音やノイズのコラージュ、前衛アート、呪詛的なヴォーカルやリズム・ボックスを多用する。そのサウンドは特異で、一部ではカリスマ的存在となっていた。

スロッビング・グリッスル解散後、ジェネシス・P-オリッジはサイキックTVを結成し、1982年にアルバム「Force the Hand of Chance」を発表する。このアルバムは、スロッビング・グリッスルのノイズのイメージをあざ笑うかのように、「Just Drifting」の美しいストリングスで始まる。この歌は人類終焉へのレクイエムと言われているが、それが「OV Power」の性エネルギー賛歌に高まっていく。人間のプリミティブな能力を抑圧することなく解放し制御することを意図するサイキックTVは、まさにカルトのパワーを示していた。

さて、パブリック・イメージである。「フラワーズ・オブ・ロマンス」を発表してから2年後の1983年、パブリック・イメージ・リミテッドは初来日を果たす。それは「This Is Not A Love Song」が発表されたころのことで、ワシも中野サンプラザに足を運んだ。

Annalisa」「Death Disco」「Banging the Door」「Under the House」といった曲は、まさにパブリック・イメージでよかったのだが、セックス・ピストルズの幻影を追い求め、自己のカリスマ性を誇示しようという感じで「アナーキー・イン・ザ・UK」を歌ったのには、ワシは正直幻滅した。ロック・スターを葬り去ったジョン・ライドンが、ロック・スターを求めているように見えたのだ。このとき、ジョン・ライドンは死んだのだろうか。

その後発表された「Rise」はよかったものの、ワシは日本公演の「アナーキー・イン・ザ・UK」のイメージを払拭できないでいた。2007年もセックス・ピストルズの再結成ライブが行われるが、ジョン・ライドンに「だまされた気分はどうだい」といったシニカルな発言を期待するのは、ワシだけだろうか。しかし、ジョン・ライドンがどのように変貌しようとも、ロマンスの花の香りが決して失われることはない。

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