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2006年11月11日 (土)

デスワルツ(Death Waltz)

弦楽四重奏曲第556番イ短調(自動車事故)=String Quartet No. 556(b) for Strings In A Minor (Motoring Accident) 妖精のエアと死のワルツ(ズデンコ・フィビフへの賛辞より)=Faerie's Aire and Death Waltz(from A Tribute to Zdenko G. Fibich)デスワルツDeath Waltzの言葉を全部訳してみようと突然思った。こんな感じで…

デスワルツを初めて見たとき、絵に見えた。その印象も、「楽譜そのものを芸術としてみる」コンセプトを示す図形譜であることを考えると、あながち間違いとは言えないだろう。だが、この「Score Gallery」にある楽譜などと比べると、それが非常に実践的な楽譜であることがわかる。そして、デスワルツの価値を高めているのは、警句とも言える数々の言葉ではないかと思い、ちょっと我龍でピックアップしてみようかというのが、今回の企画なのだ。意味のわからないところもあるし、誤訳があるかもしれないので、まあできる限りってことで。。(いきなり及び腰だ ^^;)

楽譜はこのあたりが元かもしれないが、ネットじゃたくさんあるので自信はない。ワシ自身はひろぶろさんのところで最初に見たんだと思う。ここにも二つの楽譜を載せておくが、Wikipediaの英語版で見ると、この左右の楽譜は全く別の曲らしい。左が『妖精のエアと死のワルツズデンコ・フィビフへの賛辞より)』で、右が『弦楽四重奏曲第556番イ短調自動車事故)』という曲なのだが、ネットではこれを同じ曲とするような混乱が見られる。

そして、肝心の演奏はと言うと、65536分音符、1分の6拍子や66分の66拍子(『自動車事故』では32分の54拍子や4分の23拍子)、数十の音より成る和音、六角形や三角形に凝縮された音符群、フォルテ10個のフォルテッシシシシシシシシシモなど、人間ではとうてい演奏不可能だ。そこでmidi演奏の登場と相成るわけだが、これには「midi化しようとしてパソコンを飛ばしたアメリカ人がいる」という伝説付きだ。伝説は置いといて、"Я"yo さんのブログ「FAERIE'S AIRE and DEATH WALTZ」から、そのmidiをこちらでも再現することにしてみた。

 ♪『妖精のエアと死のワルツズデンコ・フィビフへの賛辞より)』
 ♪『弦楽四重奏曲第556番イ短調自動車事故)』

それではまず左の楽譜である。タイトルは『妖精のエアと死のワルツ』。サブタイトルに「(“ズデンコ・フィビフへの賛辞”より)」とある。そして次に、「詞と曲はジョン・スタンプによる。編曲は偶然で」とある。どうも歌詞があるようなのだが、どれが歌詞なのかはよくわからないので、すべて並べて提示する。

クロマニヨン人の皮剥ぎ歌に基づいて。ロックのリズム感でアダージョ(ゆるやかに)カンタービレ(歌うように)。ビオラがなかったらNに行け。両足を合わせておけ。7小節にスキップ。ピーナッツを挿入総奏。鉄琴をマレットで。ウクレレをチューニング。ティンパニーを小さなファンで冷やせ。だらしなく。さあ呼吸。(吹管を回せ)。ここで弓に油を差す。リガトーニ。ボンゴは傾く。爆薬に点火、今…そして…今。呼吸増加アヒル速く進めろ。サックスは舞台前方へ動く。クレッシェンド(だんだん強く)または否優美に。腿をピシャリ。ミュートイン。プレイボール! よい一日を。もし3番クラリネットがいたなら、バイオリン奏者何人かが行くかもね。ミュートアウト、ミュートイン。徐々に興奮状態になる。ペンギンたちを解放。バルブを取り外せ。ミュートを売る。明るく、軽やかに。コルネットは氷を使う。飛行船のように。オプションは12世紀のリュートで。水ペダル単調に投げ縄結びをほどく。ドライブしろ! 自転車を加える。落下し始める。6ではレイカーズ。16人のプレーヤーだけで。腕全体を黒鍵に乗せて。(オプションは靴べら)すごく速く弓で弾く、ズレが出るかも。ハープ奏者はみんな立って待ってろ。(歌う、「ヘイ、ヘイ、ヘイオー、ホーヘイ!」)ティンパニーはベルをスティックで叩く君の椅子の2本の足でバランスを取れ。ソプラノを加える。牛をステージから追い出せ。(炎をやや高く高く回すことを始めろ)。ニューオーリンズ・コンサーティーナ聖歌隊のように休符は想像で。ムーンウォーク。ゴング二重奏。手渡す。「水泳」の動きを続ける。ターン。徐々に12小節ブルースからもっとヴィヴァルディのようなカデンツァへ滑り込ませる。詠唱!

こうやって並べると、まるでシュールな詩だ。パスタのリガトーニがあるわ、バスケのレイカーズが出るわ、プレイボールがかかるわ、はたまたアヒルやペンギンや牛がいるわで豪華絢爛。楽譜は野球のダイヤモンドやピクニック陽気、飛行船のところはデュシャンを彷彿とさせるし、いやはや見事だ。でも短い時間でこれだけの指示をこなすのは、ちょっと大変だ。やはり牛をどかすのは時間がかかるし、爆薬に点火したり、結び目をほどいたり、椅子でバランスを取ったり……悩みは尽きない。

次に右の楽譜、『自動車事故』である。文字が読めないところがあるので、すべてではないが、できる限り抜き出してみる。なお紺色太字で示したところは、楽譜で白抜きで表されている言葉だ。

ひとまとめにするのを避けろメヌエットのように。フロッグから。これが弾けないんだったら、ママを呼べば? カンティンフラス。メヌエットとして。これに間違った弾き方はない。身を乗り出せ。フロッグと直角に。これは録音されてるの? ローリングストーン(転がる石)のようにもし「マテル®」と書かれているなら楽器を返せ本物のジッピーのように演奏しろ。フロッグから遠く離れて。ローリングストーンズのように(あるいは、として)ダーネル、あなたお昼にブリトー食べたの? ケージャン音楽のスタイルで。私は四列目でエルヴィスを見た! これらまるまると太った小指を動かせ。スウェーデン風に。弾き方は強制的だ。この音楽はホント腐ってる! ペストと共に食器棚ベートーヴェンはこれじゃない。フロッグの中に。たくさんのパッションフルーツと共に。フロッグを通って。通知:『もしあなたが第2ヴァイオリン奏者なら、第1ヴァイオリンを使わないで、あなたに支給された第2ヴァイオリンを使ってください』。ドイツ式ハンドペダルを作動みんなが一つの椅子を回す1:21。もう一度やり直し。人よりちょっと速く演奏。ジャスティン、起きろ! フロッグにもかかわらず。分奏。痛っ!そこに弓を置くのをやめろ! 指の爪を半インチにしておけ。アルミの弓に交換。チェロ奏者を飛び越えろ。終わらすにはショック療法が欠かせないかも。おい、虹の空を見ろよ。フロッグなしに。右手でフィンガリング、そして左手で弓を。弓からフロッグを移動。もっと速く。雨降りの時は滑りやすい。ヴァイオリンのツルツルした側面を使え。リードを湿らす。2小節眠る。シュワルツェネッガーに戻る。座ったままで。好みに合わせて弓を紙ヤスリで磨け。鼻先を使ってグリッサンド(滑るように演奏して)。グリーンの奥へ半完全のピッチングウエッジを使え。音楽を逆さまに回転。フェニキア人はすぐにタール坑から退かなければならない。発行者注:『作曲者は北ラップランドの小さな毛皮貿易の村で8月の青い空の下に生まれた。爆弾の破片を作るアートを学んだことがあった』。反物質のチューブがいくつかのバービー®人形とぴったり合わないことを、ほとんどの雄牛の運転手が発見するまで、ピニャータ人形すべてにマーマレードを上塗りしろ。重要通知:『ステージから退く前に、演奏者は自分の楽器を適当な樽の中に預けなければならない』。345番の検査済み。(音声)テンナンショウすべてが手で取り消されるのはいつだい? 私の脳みそはさらに痛む。カナダ人のピチカート(爪弾き)で。威厳を込めてかき鳴らす。猫のハンドルを使え。今茶色の液体を塗れ! これは実際には演奏不可能だ。君のシアーズ®のヴァイオリンと交換。ほら、アニャ・ガルバだ。口笛を高音で。OK、だれが松ヤニを食べたの? ボクを助けて。実にデカい態度は存在しない。横を向いて弾け。サーカスのピエロを膨らませろ。「ブリガドーン」から何かハミング。嬰ヘ調ではベースのスラップ奏法を使う。フロッグの。凶悪犯だけが間抜けな聴衆連中を殺すかもね。演奏者は上演中に聴衆の上を飛ばないかもしれない。腕が落っこったら、再び取り付けてもっとゆっくり演奏せよ「妖精のエア」のように。フロッグの上昇傾向。フロッグはビルに置き忘れた。これらフロッグの冗談はださくなった。「音楽的に、これはあまりチャレンジするものではない」――アイザック・スターン。ウィスコンシン州出身の演奏者はだれでも、自由に聴衆の中を歩き回って、ホウン氏を探すことができる。チェロ奏者を氷から取り除け。片づいてよかった!タコベル®に行こう。「オレの指にまめができちまった」――1969年ジョン・レノン。ポルカのように。どうかピブ夫人はボリスをフロアから送り出すのを手伝ってください、ピブ夫人?? う~~ん、うまい、デラウェア・パンチ®! こんなのもう二度と演奏しないぞ! おしまい

コメディアンのカンティンフラス、ヴァイオリニストのアイザック・スターン、メキシコ料理のブリトー、イタリア料理のペストストーンズエルヴィスベートーヴェンシュワちゃんレノンと、なんともにぎやかだ。フロッグは「バイオリンの弦をスティックに止めるための支持材」なのだが、どうもカエルに見えて仕方がない。

そして白抜きになっている「1:21」だが、これが聖書の表記であることを考えると、以下のくだりを指すのではないだろうか。

マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。――『マタイによる福音書1:21

さすがに、この『自動車事故』は大変だったらしく、あちこちで作者の悲鳴とぼやきが聞こえてくる。タコベルに行って、デラウェア・パンチでも飲まないとやってらんないって感じだ。ワシも疲れた。。。



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