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2006年11月27日 (月)

ポリス:ニューウェイヴの牽引者

New Wave #4.The Police : Reggatta de Blanc

パンクとニューウェイヴの最大の違いは、その演奏力だろう。演奏力の違いを見せつけたバンドとして、ワシはポリスを思い浮かべる。パンクを指向した彼らが演奏力をひけらかすことはなかったが、桃李もの言わざれども…演奏力の高さはだれが聴いても自然とわかってしまうのだ。

ジャズロック風味のスティングのベースとボーカル、元カーヴド・エアーのスチュワート・コープランドのエキサイティングなドラム、元ニューアニマルズ、ソフト・マシーンのアンディ・サマーズのマルチなギタープレイ。この3人が織りなすレゲエパンクは、正直言ってカッコよかった。80年前後は、ポリスを聴いていることがまず前提みたいなところもあった。ジミヘンクリームのように、3人が責任と緊張感の中で鎬(しのぎ)を削るギタートリオ――コープランドが提示したこの戦略が、3人の才能をうまく引き出したと言えるのかもしれない。

ポリスの洗練された演奏が、パンクではない、パンクを利用したなどと言われたりもするが、78年のファースト『Outlandos d'Amour』で、「ロクサーヌ」が売春婦の名をタイトルにしたことで放送禁止、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」が自殺をテーマにしているということで放送禁止となっていることなどを考えると、十分にパンク性を持っていたことは明らかだ。そして、パンクにとどまらず、パンクを軽いステップで踏み越え、ニューウェイヴの中心的存在となっていくのが、ポリスのポテンシャルなのだろう。ちなみに、この2曲はビデオにリンクさせといたので、まあ覗いてみてください。今見ると、その安直な作り方と3人のはしゃぎ方は、おいベース弾けよ、シンバル合ってねえよ…って笑える^^。

この79年のセカンド『Reggatta De Blanc白いレガッタ)』は、“ロックンロールの馬力にうねるようなレゲエの持ち味を切れ目なく溶接するハイブリッド音楽の創造”というポリスのコンセプトが明確に打ち出されている。タイトルの「Reggatta」は、「regatta(レガッタ)」を「reggae(レゲエ)」っぽくしたものだと思うが、そこからも彼らのスタンスは明らかだ。しかし改めて聴くと、ホワイト・レゲエの曲が思ったより少ないことに驚かされる。「ポリスはレゲエ」という観念がいつの間にか肥大化していたようだ。

だからと言って、それがこのアルバムの価値を引き下げるものではない。「孤独のメッセージ」で始まるこのアルバムのグルーヴ感は、心地よく聴き手を揺さぶる。コープランドのオカズの多い切れのいいドラムに、サマーズの多彩なギター、スティングの力強いベースとハイトーン・ボーカルがかぶる。このセカンドとサードの『Zenyatta Mondatta』を90分テープに録音し、懐かしのウォークマン初号機に入れて、よく街中を歩いたものだ。ビデオクリップを見ているかのように、街はポリスのノリに染められていった。まさに快感!だ。

その後ポリスは、81年の『Ghost in the Machine』で音をいろいろと広げていくが、このアルバムのシンセの音は正直好きになれなかった。しかし「Every Little Thing She Does Is Magic」が個人的に大好きなのでよしとしよう。またこの「Ghost in the Machine」というタイトルは、アーサー・ケストラーの『機械の中の幽霊(The Ghost in the Machine)』から来たのだろうが、同様にこの本から『攻殻機動隊(The Ghost in the Shell)』が出ていることを考えると、いとをかし(笑)。そして83年には名作『Synchronicity』を発表。これだけクオリティの高いアルバムを5作続けて出した力量は、ホント大したものだと思う。

78年から83年という短期間だったが、ポリスの衝撃は深く刻み込まれた。まさにポリスは、ポスト・パンクの時代を駆け抜けるニューウェイヴの牽引者であった。

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